富士川沿い 烏森山 (645m) 2101年1月2日

所要時間 7:00 上伊沼集落−−7:48烏森山−−8:14 上伊沼集落

概要
 上伊沼集落より往復。一部竹薮があるが概ね歩きやすい植生が続く。ただし急斜面あり。山頂は植林で展望無し


 烏森山は地形図記載の山ではなく山名事典記載の山である。富士川と早川の合流点付近に位置し、地形図では登山道は無いが里に近い山なので登るのが難しいことはなさそうだ。登るとしたら南東側の上伊沼集落か北西側の後山集落のどちらかだろうが、後山集落の道は細そうで車を置く場所を探すのに苦労しそうなので上伊沼側から登ることにした。12月に一度行ったのだが偏頭痛の発作で山登りどころの話ではなくなってしまい、半日車の中で寝て帰った苦い経験がある。今回はそのリベンジだ。

 紀伊半島シリーズを終えて本格的渋滞が始まる前に東京近くまで戻ることにしていたので、その帰りがけに烏森山に立ち寄ることにした。最初は東名道経由の予定だったが東名の事故渋滞の影響で東名阪道から渋滞が始まり豊田JC手前から動かなくなってしまい、予定変更で中央道経由にする。こちらはガラガラで雪が降る東濃から飯田を抜けて山梨に入り富士川沿いに南下し、早川との合流点付近で仮眠。

ここしか車を止められる場所は無い この鉄塔の根元付近から登る

 翌朝、朝飯を食ってから上伊沼集落への道を登り、集落が始まる手前の道幅が広がった場所に車を置いた。ここより先は集落中の細い路地になって車を置く場所は無い。送電鉄塔が近くに立っており、その付近から斜面に取り付くことにした。ただ、こんなところで山登りする人は皆無だろうから集落内に入り込まないように気遣いが必要だろう。

ここから斜面に取り付く 人家下部の斜面をトラバース
ここで上に移動 ススキの平坦地と山道

 鉄塔上部の藪から斜面に取り付き水平移動を開始、この上部には水平で歩きやすい場所があるが集落中なので、わざわざ藪の斜面を突っ切って進んでいく。やがて集落が終わって水平にトラバースする道が上部に登場し、それに乗り移る。どこに行く道なのか分からず途中で適当に上に進路変更。杉と竹の混じった斜面を上がると再びトラバースするような道が登場。その上部にはススキが生えた平坦地があり人工的な土地と思えるが人家はない。その左側を回り込むように再び斜面に取り付いた。

再び斜面を登る 竹藪通過
開けた斜面 杉が増えてくる

 最初は杉の植林帯の尾根だったがやがて孟宗竹の竹藪に遭遇、手入れされることなく密生して本当に藪状態で倒れた竹も多く歩きにくい。しかしそれを過ぎると照葉樹の混じった自然林となり歩きやすくなって順調に高度を稼ぐ。ただ、落ち葉に覆われた地面は石が転がって足元が悪い。また、尾根形状を成していないので登りはいいが下りではルート取りが難しいだろう。まあ、適当に下ればどこかでトラバースする道にぶち当たるだろうからどうにかなるかと考えて目印は付けなかった。

ここから傾斜が急になる 右手の尾根を登る
もうすぐ山頂 烏森山山頂

 やがて自然林が混じった杉の植林帯が始まり、傾斜がきつくなって右手の小尾根に取り付いて急な斜面を登る。登るに従って徐々に杉の植林の純度が上がっていく。傾斜が緩む頃には100%植林帯となり、登り切ったところが山頂だった。山頂一帯も植林で展望は皆無、標識も皆無だった。まあ、山名事典の山だからしょうがない。稜線の延びる南北方向には何となく踏跡があるような感じだ。まあ、藪皆無なので道があろうとなかろうと問題なしだが。山頂にテープを残して下山開始。方向だけ気をつけながら適当に下ったが、おおよそ登りのルートを辿れたようだった。ススキの平坦地を通過し、竹藪を下って山道に出た。最後は籔の斜面を横断して鉄塔根元に出た。

 

 

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